介護って、誰のため?

前回の書き込みから、
ずいぶん経ってしまいました。
年明けそうそう、子供が熱を出し…。
今年のお正月は、福井県の私の実家に
帰省してきました。
今年は、北陸は大雪。
街中で50センチ、山間部では2メートル近い雪が
2、3日で積もってしまいました。
帰省の目的のひとつが、祖母への面会。
1ヶ月前と比べると、なんだかまた痩せたいみたいで、
あんまり調子がよさそうじゃありませんでした。
面会に行ったのは、夕方5時ごろ。
ちょうど夕食時でした。
ひとさじ、ひとさじ、口に運んであげるのですが、
飲み込まないうちに、座りながら眠ってしまうのです。
結局、3割ほど食べたところで、
私もあきらめ、看護婦さんに言って、
ベッドに寝かせてもらいました。
じゃあ、また来るから…と言って病室を出たのですが、
私は、家族のスケジュールもあり、
そのまま、横浜に帰ってきてしまいました。
後日、母からの電話で、
お正月に私が面会に行ったことは、
祖母は覚えていないとのこと。
母は、がっかりだね…と言うのですが。
私は、それはそれでいいような気がします。
祖母に会いに行くのは、私が後悔しないため。
あの時、行っていれば…と、
後になって悔やまないためなのです。
この、自分のためという視点が欠けていると、
これだけしてるのに…という不満が
出てくるような気がしてなりません。
今、自分にできることを。
そう思ういながら、来月の帰省の予定を考えるのでした。

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