それは小学校の6年の時、今日はテレビがくるというので急いで家に帰ると夢のテレビが床の間の横にあった。緞帳のような布を上に上げてスイッチをつけた。部屋は電気もつけず薄暗かった。椅子を持って来て見ていると、母親が傘はどうした、というので「あつ、学校に忘れて来た」ちいうと「とっといで」というではないか。テレビが見たいのに、どうしても行けというので、仕方なく行ったくやしい想い出がある。
宮崎利一
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