呼子の朝市、有田

腹六分目に朝飯を抑え呼子の朝市に向かう。輪島、高山に、ここを加えて日本三大朝市と呼ぶ。 アワビ、サザエをはじめとする魚介類、干物の数々、塩辛、野菜、花もある。長旅でなければ求めたい物がいっぱいなのだが、、、、 売り子のおばちゃん
達の日焼けした顔が良い。 目当ての活イカは? おばちゃん達が商っているのは一
夜干しされたものだけ。 朝から開けている食堂で聞いてみたが、「イカ刺しは出せるが、”活”はない。出す店は11時にならないと開かない!」とのつれない返事。 

ウヌー! ここまで来たら待つしかない。あまりにもシャクなので、呼子を出て、名護屋城遺構で時間を調整、対岸の加護島に渡り、11時ちょうど、”活イカ”の幟を掲げた料理屋に入った。 満足!

腹の虫が収まったところで、もう一つの不完全燃焼”焼物”を今一度見てみようと、
有田にナビをセット、昨日の道を逆行する。有田は伊万里から南へ山を越した谷筋に位置する。

何が違うんだろう? 訪れたのは、「県立九州陶磁文化館」と、「十四代酒井田柿右衛門ギャラリー」、「MANJI INOUE展示場」、で 柿右衛門、井上萬二、共に人間国宝である。柿右衛門の伝統的な赤絵と、井上萬二の白磁、両者ともに素晴らしいが、作風は違う。 ”ド”素人の私は急に井上の白磁が欲しくなった。白磁の壺、大皿が最低で百数十万円、これは絶対に無理。 Cup & Saucer
一客 九万円弱、これなら買えるか? 一客は買えても六とか八客をそろえるのは無理。で、やっぱり止めよう。だけど、いいものを見せてもらった!これで十分、「なんでも鑑定団」じゃない
のだから。

  今夜のお宿は、水郷・柳川、寅さんがヒョイと現れそうな古びた小さな旅館。

 

(3.15 記)

千葉県柏市在住 河内のオッサン

カテゴリー: 河内のオッサンの旅   パーマリンク

コメントを残す